コーヒーの起源には諸説がありますが、原産地はエチオピアの高原地帯と言われています。
9世紀のエチオピアで、ヤギ飼いの少年がヤギが興奮して飛び跳ねることに気づき修道僧に相談したところ、山腹の木に実る赤い実が原因と判り、その後修道院で眠気覚ましとして使われるようになりました。
コーヒーは10世紀初頭から飲まれるようになったと考えられて
いますが、当初は薬用として飲まれていたようです。
長らくイスラム教寺院の中だけで眠気を払う霊薬として重宝されていました。
豆を煎って飲むようになったのは13世紀になってからで、その後メッカ、カイロ、ダマスカスなどに広まっていき、15世紀初頭、ベネチアを皮切りに、ヨーロッパ全土へと伝わっていきました。
オランダ東インド会社は、セイロン島・ジャワ島へコーヒーを移植し、ジャワコーヒーはコストダウンに成功し、ヨーロッパのコーヒー需要の中心となります。ついでフランスはハイチやマルティニーク島、イギリスはジャマイカや西インド諸島でコーヒープランテーションを作り貿易の重要な商品となりました。
19世紀からはブラジルがコーヒー産地として進出し、世界最大の産地へと成長していきました。
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